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暑い日は金属も”夏バテ”する? 精密加工で知っておきたい熱膨張の話

2026/06/30

毎日30℃を超える暑い日が続いています。私たち人間は暑さで体力を奪われたり、集中力が低下したりしますが、実は金属も気温の影響を受けていることをご存じでしょうか!?

「金属は硬いから変わらない」と思われがちですが、温度が上がるとわずかに膨張し、気温が下がると収縮します。この現象は「熱膨張」と呼ばれ、私たちの身近な橋や鉄道のレール、建物などにも考慮されています。そして、このわずかな変化が最もシビアに影響する世界の一つが、精密加工です。

精密加工では「わずかな温度変化」が品質を左右する

例えば100mmの金属部品でも、温度が変化すると数十ミクロン単位で寸法が変わることがあります。髪の毛1本の太さがおよそ80マイクロメートルといわれていますので、一見すると小さな変化に思えるかもしれません。しかし、半導体製造装置や医療機器、光学機器、航空宇宙関連部品などでは、この数ミクロンから数十ミクロンの違いが製品性能や組み立て精度を左右することも珍しくありません。

そのため、精密加工の現場では、加工技術だけではなく「温度管理」も重要な品質管理の一つとなっています。加工室の室温を一定に保つことはもちろん、加工直後の部品を十分に冷ましてから測定したり、測定室の温度を管理したり、加工順序や工具の状態を最適化したりと、さまざまな工夫が行われています。

つまり、「削る技術」だけでは高精度な部品は作れません。安定した環境で、狙った寸法を安定して再現することこそが、本当の技術力なのです。

夏になると「今日は暑いですね」という会話が増えますが、工場ではその一言が品質管理につながることもあります。気温や湿度を意識しながらものづくりを行うことは、お客様へ高品質な製品をお届けするための大切な取り組みなのです。

フジタイトでは、5軸加工をはじめとする高精度加工技術に加え、加工環境や測定環境まで含めた品質づくりを大切にしています。試作品はもちろん、量産を見据えた加工方法や工程改善についても、お客様と一緒に検討しながら最適なものづくりをご提案しています。

今年の夏も暑い日が続きそうです。皆さまも熱中症対策を忘れずに。そして、もし精密加工でお困りのことがありましたら、「金属の夏バテ」まで考えるフジタイトへ、お気軽にご相談ください!

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